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会社設立に関する期間と費用について

会社を設立するのにかかる期間

自分で設立する場合は平均して80時間程度かかります

ほとんどの人が普通は初めて会社設立手続きを行うため、わからないことを調べたり、自ら定款認証や登記に赴いたりと手続そのものに時間が取られてしまうからです。

では専門家に依頼した場合はどうでしょうか。

専門家に依頼した場合は最短1日で完了します

会社印、発起人の印鑑と印鑑証明、資本金振込通帳のコピー等、依頼者側で用意すべきものが既にあって、定款内容について決まっていれば、簡単なヒアリングを1時間程度することで、後の手続きは全部専門家が対応してくれます。

当事務所のパターンは、まず電話を頂いて初回面談の打合せの日程を決めます。次に初回面談の時に「会社設立のためにご用意頂くもの」と「定款内容で決めておいて頂くこと」を具体的にお伝えします。そして最後に再度面談して資料や内容を確認するというパターンが多いです。その後定款認証や設立登記手続きに入りますが、初めてお電話を頂いてから、会社の設立が完了するまで2週間程度となります。年末年始等は官公庁が休みになるため、12月末を決算日にするときは11月下旬ぐらいから動き始めたほうが安全です。

起業するからには、本来のビジネスにかける時間を確保したいところです。

会社名や本店住所、資本金など必要なところは自分でしっかり決めて必要書類をそろえておいて、実際の手続きや届け出は会社設立の専門家にお願いした方が時間的メリットは大きいです。

 

会社を設立するのにかかる費用

自分で設立する場合は約242,000円

定款印紙代 40,000円
定款認証手数料 50,000円 実費
定款の謄本交付手数料 2,000円 実費(1ページ250円)
登録免許税 150,000円 実費
会社設立手数料 0円
合計 242,000円

 

専門家に依頼した場合も約242,000円(当社の場合)

定款印紙代 0円 電子定款認証より費用0円
定款認証手数料 50,000円 実費
定款の謄本交付手数料 2,000円 実費(1ページ250円)
登録免許税 150,000円 実費
会社設立手数料 40,000円 サポート料
合計 242,000円

 

専門家に依頼した場合でも同料金です。キャンペーンと称して10万円キャッシュバックという所もあるようですが、その場合は顧問契約が前提となっているため、顧問料で帳尻を合わせています。ここまで大きなキャッシュバックを打ち出しているところはなかなかないですが、会社設立手数料が0円というところはある程度見かけます。顧問料で収支の帳尻を合わせるのは同じ理屈です。

会社設立freeeは会社作成に必要な書類を0円で作成してくれますが、それは会計ソフトfreeeを使ってもらうのが前提で、そのソフトの毎年の使用料で収支がプラスになるという訳です。

電子定款ですが専門家でなくても作ることができます。ただ、専用の機器を用意したり、特別なソフトウェアを使ったりしなければいけないため、かえって時間もおカネもかかってしまいますので、僕らのような会社設立のアドバイザーの専門家になろうとしている方以外はお勧めしません。

 

今回のまとめ

期間 料金 メリット/デメリット
自分で行う場合 約80時間 約242,000円 ・会社設立のノウハウがわかる

・時間的損失が大きい

専門家に依頼する場合 最短1日 約242,000円 ・時間がとられない

・自分で行うより安くなることがある

・会社設立後に顧問契約をする前提で安く設立を請け負う代行業者がある

 

次回は、会社設立にあたって依頼者ご自身が行わなければならないことをご紹介します。

利木貴志