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今回は「マーケティングとは」の話です

でもその前になぜ僕が、マーケティングにはまったかお話しさせてください。

10年間会計士として監査法人に務めた後、税理士として独立しました。

独立と言えば聞こえはいいものの、おカネもモノも人脈も経験もなかったのでそもそも何から始めたらいいかわからない状態からのスタートです。ただまずは新規集客が当面の課題となることはわかっていました。

独立して最初の1年でやった集客施策は以下です。

・紹介(ただし独立してからは

・公認会計士協会の仕事斡旋の登録

・WordでA4表裏1枚のDMを作成し、新設法人のリストを購入してめぼしいところに発送

・上記DMをめぼしい会社にむけてFAX(いわゆるFAXDM)

・チラシを作成してポスティング

・めぼしい会社に飛び込み

・めぼしい会社に電話で飛び込み

・札幌市役所等の行政機関に仕事がないか照会

・契約したレンタルオフィス会社の無料サービスの一つとして作成してもらったHP

この中で効果があったのは知り合いからの紹介と、HPです。紹介も結局はレンタルオフィスの社長からの紹介なので、今の事務所を借りていなかったらスタートダッシュで大きく躓いていたと思います。

ここで学んだことは以下です

・これらの集客はほとんど効果なし(ダメとわかってよかった)

・HPはいい

ただ、このころはマーケティングのこともマインドも全く駄目だったので、DM、ちらしは単純に自分に力がなかっただけで今ならまた違った成果を出せたと思います。

独立して約1年はこのような感じで、初めての事ばかりだったので余裕はなかったです。

 

1年経った頃、紹介で会社設立の相談に来られたお客さんがいました(今もクライアントです)。

とても若いですが、とても稼いでいます。しかもほとんど働かないで。

会社設立を終えて法務局で登記簿謄本をでとった帰り、パセオの喫茶店で話をしました。

学生時代からマーケティングに関するコンテンツを買っていたそうです。たくさんのコンテンツのなかで一つだけ紹介してくれました。「結局たくさんの情報があったがこれをみて全てが腑におちた」コンテンツとのことです。

そのコンテンツを見せてもらいました。とても長いシリーズなのですが、すごいという言葉がチープになるほど、確かにすごいコンテンツでした。気付けば関連コンテンツや本を次から次と購入して(そして開きもしない教材がどんどんたまっていくという…(笑))今に至ります。

勉強ばかりして行動しない僕ですが、そんな僕でも成果がある程度でました。それだけでなくマインドが相当変わりました。どっちかといえばそっちのほうが本当によかったです。なぜなら、起業家はいくら稼いでも将来の不安はなくならないからです。僕らに大事なのは今月いくら稼いだかという話ではなく、将来も稼ぎ続けられるのかということです。これはマーケティングのテクニックでいくら稼いでも、マインドセットが変わらないことには一生ついて回る悩みだからです。

これが僕がマーケティングにはまった理由です。

 

長くなりましたが、ではマーケティングとはですよね。

色々表現の仕方があるのですが、僕が好きな表現はピータードラッカーが言った下記の言葉です。

「マーケティングとは顧客というものをよく知って理解し、製品が顧客にぴったりと合って、ひとりでに売れてしまうようにすること」と言っています。

要するに「売り込まなくても売れるようにしましょう」ということです。

あなたの商品が売れないのは、高いところにあって、お客さんの手が届かないからです。

マーケティングはお客さんが取りやすいように階段を掛けてあげて買いやすいようにしてあげましょうということです。

マーケティングを学校で教えてくれたことはないですし、本屋さんに行けばどうしてもマインド関係の本ばかりで、そのスキルそのものについて何らかのコンテンツを目にしたり、耳にしたりすることはほぼないと思います。検索でも「マーケティング」というキーワードを思いつくことすらないと思いますし、いままで知らなかったことは問題ではないです。

ただ現に思うように売上が上がらないのは、商品がお客さんが背伸びをしても届かないぐらい高いところにあるからです。だからマーケティングをしましょう。あなたの売上をあげれるのはあなたしかいません。まずはやってみようという意識を持つことが、あなたの将来を変える第一歩になります。